あの世界初となる開口部が一切ないスマートフォン「zero」を発表した中国企業Meizu(魅族)とはどんな企業でしょうか
中国のMeizu(魅族)は1月23日(現地時間)、世界初となる開口部が一切ないスマートフォン「zero」を発表した。このスマホのコンセプトとしてはとても新しいため、日本のメディアも含め多くのメディアに報道されました。
開口部がないというのは、スピーカー部の開口、充電プラグ、電源や音声ボリューボタンなどの開口部が一切ないということです。このような設計でIP68級の防水性能を実現したようです。スマホの販売が伸び悩んでいる現状で、Meizu(魅族)はこのような新しいコンセプトを持つスマホを発表するのはありがたいですね。
https://mf.meizu.cn/thread-10711290-1.html#/page/1
そもそも、このようなスマホを発表したメーカー、Meizu(魅族)とはなんの企業でしょうか?
Meizuのオフィシャルサイトから情報を引用して説明させてください。
- ・Meizu(魅族)は2003年に設立されました。
- ・2003年、中国で最も有名なミュージックプレイヤー(MP3プレイヤー)メーカーになりました。
- ・2007年、スマホ分野に進出しました。MeizuのスマホのOSはAndroidを元に独自カスタマイズしたFlymeを採用。
- ・2015年、アリババの6.5億米ドルの資金調達を行いました。
- ・2016年、スマホ出荷数は2200万台を超え、海外200万台の出荷実績を記録しました。
- ・2017年、中国、フランス、ロシア、スペイン、イタリアなど合計17000の販売ネットワークを構築しました。
Meizu(魅族)は実はMP3プレイヤーで中国で知られたブランドです。筆者も実はMeizu(魅族)のMP3を所有したことがありまして、当時は本当に使いやすかったMP3プレイヤーでした。一方で、当時Meizu(魅族)のMP3プレイヤーのデザインはアップルのデザインをパクっているとよく非難されました。ただ、Meizu(魅族)はMP3プレイヤーのメーカーからスマホメーカーに戦略転換に成功したわずかの中国企業だと思います。XiaomiやHuaweiなどのスマホメーカーの台頭によって、2016年からスマホ分野でMeizu(魅族)はずっと苦戦してきました。けど、MP3時代からMeizuを付いてきたファンもいると言われます。
Meizu(魅族)会社自体は中国広東省の珠海市にあります。あのXiaomiの創業者雷軍氏出身の会社「金山軟件有限公司」も珠海市の企業でありますね。
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