スターバックスは史上最大級の株主総会を開催。「第三の空間」コンセプトの再構築を発表。
コーヒーチェーン世界最大手のスターバックスは3月20日に本拠地のシアトルで史上最大の株主総会を開催しました。合計4000人の株主が来場しました。株主総会の場所はWaMu Theaterです。
スタートアップに投資
外部からイノベーションを取り込むため、実際にスタートアップ企業への投資を本格的に展開します。スターバックスは新しく設立するValor Siren Ventures I L.P.(VSV)というファンドに1億米ドル($100M)を出資する予定です。このファンドを管理するのはValor Equity Partnersです。このファンドは主に食品もしくは小売関連の技術やプロダクトを開発するスタートアップ企業に投資する予定です。VSVはUberやTeslaのアーリーステージの時も投資しました。スターバックスによりますと、VSVは後3億米ドルの出資を探しているようです。
「第三の空間」のコンセプトを再構築(Reimaging the third place)
「第三の空間」というコンセプトはスターバックスが提唱したもので、オフィスと家以外のもう一つの空間であり、休憩や友人とのんびりでコーヒー1杯を飲める場所であります。
「第三の空間」の再構築というのは、「3C」にフォーカスするということです。「3C」というのは、利便性(convenience)、快適性(comfort)、繋がり(connection)であります。スターバックスは今後このコンセプトを基に顧客体験をさらに向上させるという戦略です。
まとめ
スターバックスはすでにコーヒーチェーンの世界最大手でありますが、まだまだ成長のスピードが早くて、中国などの新興国におけるコーヒーのマーケットが急成長しているにも関係があると思います。一方で、成熟市場も新興市場にも関わらず、コーヒー市場の競争は極めて激しいです。特に中国国内にも瑞幸珈琲(Luckin Coffee)などの強力な競合が出てきています。スターバックスは常に自身を進化させないといけない状況になっています。この世界最大手コーヒーチェーンの今後の動向について継続的に注目したいですね。
コメントを残す