ライドシェアLyftのIPOロードショー
米国ライドシェア大手LyftのIPOロードショーは月曜日から開始しました。その状況から見ると、調達予定の20億米ドルはすでに調達できたようで、バリュエーションも想定の230億米ドルより高くなる可能性がある現状です。
LyftのIPO申請資料によりますと、3077万のAタイプ普通株を発行して、20億米ドルを調達予定です。株価は62ドルから68ドルを想定しています。
成長
Lyftは2012年に設立された後、合計51億米ドルを調達しました。2017年4月のバリュエーションは75億米ドルでしたが、2018年6月Fidelity Investmentの6億米ドルの投資した後、バリュエーションは151億米ドルに達していました。
Lyftの成長も速いです。2018年の売上は21.6米ドルでして、2017年の10.6億米ドルの売上より倍以上の成長を達成しました。合計ライドシェア回数は10億回以上で、3070万ユーザと190万ドライバーを抱えているようです。
一方で、Lyftの赤字も拡大しています。2017年の赤字は6.9億米ドルだが、2018年は9.1億米ドルになっています。ただ、売上の成長は赤字の拡大より高いため、事業状況はポジティブだと見られます。
勝ち筋
IPOのロードショーで、Lyftのco-founderのJohn Zimmer氏は下記5つのポイントはLyftの勝ち筋だと説明しています。
- Lyftはfounderたちがリードする会社である
- 成長が速くて大きなマルチモデル運輸ネットワークを有する
- Lyftは消費者のライドシェアだけフォーカスしている。フードデリバリーやトラック業務もない
- 信頼されている強いブランドを持っている
- 正しい自動運転の戦略を持っている
この説明の中にはUberの名前を明確的に言及していないですが、これらのポイントはすべてUberと対照的にまとめたポイントだと思われます。
Among those reasons, Zimmer says, “We are founder-led. We have one of the largest and fastest-growing multimodal transportation networks. We are solely focused on consumer transportation. Not food. Not trucking. We have a strong brand based on our strong values. And we have the right autonomous strategy.
Lyftに投資すべきか
Lyftは2017年Snapの後IPOする最大のテック企業であり、アメリカテックもしくはインタネット企業の10番目大きいなIPOです。
一部のメディアはLyftのIPOに対してネガティブな評価をしていますが、多くのアナリストの分析によるとLyftは実はポジティブな未来があります。過去の2年間ライドシェア業界はかなり激しかったにも関わらず、Lyftの市場シェアは22%から39%まで成長してきました。これはライドシェア領域でLyftは業界最大手のUberと戦える力がある証です。
ライドシェア市場自体も成長市場であり、これからLyftと提携する自動車メーカーや自動車パーツメーカーもどんどん多くなっていきます。フォード社もLyft社と提携して自動運転の技術を実証確認しています。
まとめ
専門家の試算によりますと、
- 自分で自動車を運転するコストは0.6ドル〜1ドル/マイル
- LyftもしくはUberで出かける場合のコストは2.5ドル〜3ドル/マイル
になります。ただし、自動運転実現できたら、そのコストは3分の1を削減できると想定しています。そうなると、自動運転とライドシェアの組み合わせて、自動車および現状の交通サービス業界を覆す可能性が十分にあります。Lyftはちょうどこの革命の真ん中にいますので、十分チャンスがあると思われています。
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